
a.光衛星間通信実験衛星(OlCETS)の打上げ年度の変更
光衛星間通信実験衛星(OlCETS)については、J−Iロケットにより、平成10年度に打ち上げることを目標に開発を行ってきたが、実験相手となる欧州宇宙機関(ESA)の先端型データ中継技術衛星(ARTEM1S)の打上げ時期延期を受け、打上げ年度を平成12年度に変更して、引き続き開発を進める。
?研究
a.宇宙天気予報システムの研究
21世紀に本格化していく有人宇宙活動をはじめ、より高度化、多様化していく宇宙開発を支援するために、太陽全面観測等に基づく宇宙環境監視に加え、太陽面の精密遠隔計測技術の開発等にを行うことにより、太陽活動の予測精度の向上を図り、太陽フレア予報及びそれに基づく宇宙放射線予報等、宇宙環境の予報を可能とする宇宙天気予報システムの研究に着手する。
(9)その他
上記以外については、「宇宙開発計画」(平成8年4月24日決定)を推進する。
3.5.2 IATA FANS Symposium"Global NAV/COM1996”概要
a52.1 概要
「空域利用者、航空管制サービス提供者、航空管制機器システム、機上機器システムの製造者のCo-ordinationやHarmonization無くしてシームレスでグローバルなCNS/ATMシステムを実現することは不可能」とのことで1993年より毎年定期的に行われる情報交換の場である。
今年は“Regional Implementation of FANS”に焦点を当てたもので、東南アジア諸国(中国、香港、シンガポール、ベンガル湾、極東ロシア、タヒチ、ニュージーランド、日本)に於けるFANS(主に地上管制システムの構築状況、デモンストレーション計画)の進捗状況、計画が述べられた。
大きくは下記項目に大別され、Qantas,Boeing、IATA,CAE,ARINC,JCAB,UKCAA,BrazilCAA,Bahrain CAA,FAA,Delta,A/L,Honeywell等、官、公、メーカー、ユーザーの各々の分野から意見と展望が述べられた。
1.FANS−1demonstration
2.Asia/Pacific Region
3.0therRegion
4.Air Traffic Management
5.Bui1ding blocks for Transition
技術面と言うよりも制度、施設、マネジメント、実施計画等についてお互いの意思確認や、情報交換を行う場であるが、多々ある演題の中では下記Presentationが注目された。
・ArincによるClassic Airp1ane機のFANS対応(CNS Upgrade)
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